早大1年生・安田虎汰郎 また大仕事“初セーブ”九回1死満塁火消し 小宮山監督「球に力もある」

 「東京六大学野球、早大5-4明大」(27日、神宮球場)

 1回戦2試合が行われ、早大が明大に先勝した。1年生ながら救援で開幕2連勝中の安田虎汰郎投手(日大三)が1点リードの九回1死満塁で登板して“初セーブ”。敗れた明大は今秋ドラフト目玉の宗山塁内野手(4年・広陵)が3試合連続適時打を放った。法大は慶大を下し、プロ注目の篠木健太郎投手(4年・木更津総合)がリーグ戦通算10勝目を挙げた。

 またしても大仕事をやってのけた。1点リードの九回1死満塁でやってきた出番。早大側の声援と、“聞き慣れた”明大の大応援が交錯する中、見事な火消しを見せた。

 「正直、生きた心地がしませんでした」。苦笑いした絶体絶命の場面。それでも、まずは4番の横山を左飛に打ち取り、三走はタッチアップを許さず。続く加藤を、魔球と称されるシンカー軌道のチェンジアップで中飛に仕留めて試合を締めた。

 「早稲田戦は明治の応援がすごいと聞いていた」と、この1週間は空いた時間に明大の応援を聞いてイメージトレーニング。「自分を応援してるんだくらいの気持ちで」と特訓の成果も示した。

 小宮山監督は「初見でなかなか安田のチェンジアップは打てませんし、球に力もある」と起用理由を明かす。これでデビューから2勝“1セーブ”。強心臓1年生が、神宮を自分色に染めていく。

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