オリックス 小田の打席でキャッチャーフライをスルー 西武・古賀に「ありがとう」の声続々「男すぎる」公式記録も失策判定なし

 7回、2ランの杉本(中央)と共に昇天ポーズをとる小田(左)、安達=撮影・坂部計介
 6回、代走で登場した小田(撮影・坂部計介)
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 「オリックス-西武」(24日、京セラドーム大阪)

 今季限りで現役を引退するオリックス・小田が八回無死一塁から第1打席を迎え、西武の捕手・古賀がキャッチャーフライをわざと落としたようなシーンがあった。

 大歓声に迎えられて左打席に入った小田。2球目のストレートを打ち上げると、打球はバックネット裏付近に舞い上がった。これを追った西武の捕手・古賀は落下地点に入っていたが、目測を誤ったかのように装い、“捕球できなかった”。

 スタンドは大歓声に包まれ、実況アナも「エラーをつけてほしくないですね」と要望。これを受けてか、公式記録員も通常は失策と判定するプレーだったが、スルーした。

 最終的に小田は追い込まれながらも食らいついての遊直に倒れたが、納得の表情でベンチに戻った。ファンも古賀に「ありがとう」「男すぎる」「やさしさで胸が痛くなった」「きょうで好きになった」と称賛の声が続々と集まった。

 今季は同じようなシーンが西武・金子の引退試合でもあり、ロッテ・佐藤が捕邪飛を見失ったように追わず、最後は打球に追いつきそうだったが捕球せず。金子はその後、7球目を打って遊直に倒れていたが、この場面がファンの感動を呼んでいた。

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