がっかり…期待のルイス、リタイア1号

 「広島春季キャンプ」(1日、日南)

 広島の新外国人フレッド・ルイス外野手(32)が1日、インフルエンザに感染し、練習を回避した。日南市内の宿舎の自室に隔離され、復帰は第2クールからになる見込みだ。

 キャンプインを記念し、練習前に行われた歓迎セレモニーに新助っ人の姿はなかった。それもそのはず、この日の朝、39度の高熱を出し、日南市内の病院で検査を受けたところ、インフルエンザと診断された。

 最もがっかりしたのは野村監督だった。「昨日(1月31日)は普通だったけどね。新外国人だけに、最初にいいイメージをわかせるためにも見てみたかったが、アクシデントなのでしょうがない。(復帰まで)5日ぐらいはかかると思う」と厳しい表情を浮かべた。

 新外国人がインフルエンザで離脱するのは、09年のスコット・ドーマン以来のこと。キャンプ中だけに他の選手への感染が心配されるが、鈴木球団本部長は「ほとんどの選手が予防の注射をしている。ただ外国人はしていないのでどうか。うがいや手洗いをするしかない」と語った。

 調整遅れが確実となるルイスだが、野村監督は「焦らないように、彼がいいパフォーマンスを出せるようにしてあげたい」と無理をさせない方針だ。2日からはルイスの代わりに、ドラフト2位の鈴木誠也内野手(二松学舎大付)を1軍の練習に参加させることが決まった。

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