ルイス実戦初の1番起用で“一発”回答
「オープン戦、日本ハム0-1広島」(24日、名護)
広島の新外国人、フレッド・ルイス外野手(32)が“来日1号”となる決勝アーチを放った。三回1死で谷元の内角カーブを右翼席にたたき込んだ。野村監督は1番打者構想を持つが、実戦初の1番起用に「一発回答」を見せた。カープは侍ジャパン、昨季日本一の巨人に続き、昨季パ・リーグ覇者の日本ハムも破り、対外試合3連勝を飾った。
高い技術が詰まった一振りで、ルイスがまた評価を上げた。0‐0で迎えた三回1死。谷元が投じた3球目の内角カーブに反応した。巧みに体を軸回転させて、鋭くバットを振り抜くと、打球はグングン伸びた。右翼手・赤田は定位置から見守るだけ。そのまま芝生席に“来日1号”が飛び込んだ。
淡々とダイヤモンドを1周すると、ベンチ前でチームメイトが日本流のハイタッチで迎えてくれた。「新鮮だったよ」。対外試合6打席目で飛び出した一発。チームに対外試合3連勝を呼び込む決勝弾に、「あれが自分のスイング。無理せずスムーズに振るのが自分のスタイル」と納得の表情を浮かべた。
技ありの一発に新井打撃コーチは、「あの球は振りに行くとファウルになる。コンパクトにバットが出るのが、ルイスの特長」とうなった。ただ本人は「今は球を見てみようというのがある。2~3回対戦すれば、腕の振りや角度が分かってくる。そういうことが分かり始めた時、もっとアグレッシブに行く」。本領発揮はシーズンに入ってからと言わんばかりだ。
23日の巨人戦(沖縄セルラー)では1盗塁をマーク。「30盗塁」を目標に掲げる助っ人には1番起用構想がある。対外試合3戦目で初めて1番に入ったが、巧打に加え、飛距離も併せ持つことを証明した。
「1番適性はある。得点力不足なら主軸を厚くする考えもある」と新井コーチ。野村監督は「塁に出ればアグレッシブさを意識しているように見える。1番かどうかは別にして、いい結果を出してくれている」と高評価し、今後じっくりと最適の打順を探るつもりだ。
ただ本人は至ってクール。「1番は若いころが多かった。年を重ねるに連れ、主軸が多くなった。打順は関係ない」と、何番でもウエルカムだ。
キャンプ初日にインフルエンザ発症で出遅れたことが影響したのか、ここまで寡黙に過ごしてきた。「(本塁打で)気分良くなってくれたんじゃないか。きょうは(来日以来)一番話したんじゃないかな」と野村監督。ようやくチームに打ち解けてきた新助っ人への期待は、日々高まっている。
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