エルド特大1号!開幕4番最有力
「オープン戦、中日2-4広島」(3日、ナゴド)
4番争いで一歩リードしたのは、巨漢助っ人だ。1点を追う四回1死二塁で、広島・エルドレッドが中田賢の甘く入ってきたカットボールをフルスイング。左中間最深部に放り込むオープン戦1号は、特大の逆転弾。「中軸を任されている以上、期待に応えないといけない」と満足そうに笑った。
昨季途中に加入し、65試合で11本塁打を記録した。契約を更新した今季は春季キャンプからスタートし、調整も順調に進んできた。「昨年対戦した投手の傾向は頭にある。そういう知識は役に立つと思う」。今年は昨季以上の成績を出せる自信に満ちあふれている。
打順は固定されていないが、オープン戦初戦から4番に座り続けている。野村監督は「4番候補は栗原かエルドレッドだが、今の状態ではエルドレッドということ」と説明。現在の調子を持続すれば、開幕4番の最有力候補はエルドレッドであるのは間違いない。
もちろんエルドレッド自身もその座を譲る気はない。「米国でも(4番は)慣れているよ」とにやり。自慢のパワーで開幕4番をつかみ取る。