野村監督が渇!社会人に2安打完封負け
「社会人・プロ交流戦、オール広島5-0広島」(6日、マツダ)
広島・野村謙二郎監督(46)が、オール広島戦で結果の出なかった開幕1軍入りへ当落線上の選手に今後の猛アピールを求めた。
指揮官の脳裏に焼き付いたのは、懸命にプレーする社会人の選手だった。開幕1軍を争う野手が出場したが、2安打完封負け。「社会人の力を出そうとする必死さを見習わないといけない」とゲキを飛ばした。
安打は新人・鈴木誠と会沢の2本のみ。岩本は二回無死一塁から二ゴロ併殺打など3打数無安打。キャンプで好打をアピールした鈴木将も3打数無安打に終わった。さらに1軍経験豊富な天谷も結果を残せなかった。
開幕を見据え、野村監督が設定するサバイバルレースの期限は、17日の楽天戦(マツダ)だ。20日の阪神戦(高松)からの5試合は「開幕メンバーになるだろう」と、29日からの開幕・巨人戦(東京ド)を想定し、メンバーを固定して戦う。
1軍当落線上の選手に残された時間はわずかしかない。実戦は練習試合を含めても8試合。キャンプ終盤でインフルエンザに感染した広瀬、赤松が7日の教育リーグ・ソフトバンク戦(雁の巣)に出場する予定で、競争はさらに激化する。指揮官は「(メンバー構成案が)4~5パターンがある。この悔しさをバネにして練習しないと。その中で結果を出してほしい」と奮起を促した。