マエケン“特別な存在”マー君と初対決
「オールスター・第1戦、全パ-全セ」(19日、札幌ド)
球宴ファン投票で2年連続1位選出された広島・前田健太投手(25)が、19日の球宴第1戦で楽天・田中将大投手(24)と先発で投げ合うことが18日、決まった。
WBCでは侍の両エースとして引っ張った同級生のライバルだが、公式戦では1度も投げ合ったことはない。今季も交流戦で登板日が合わず、「やりたかったですけど縁がない」と残念がった。
「球宴でやれればおもしろい」と前田健は夢舞台での初対決を熱望していた。田中が16日に登板したことで「今回も無理でしょう」と一度はあきらめていた。しかし、中2日の“強行”で、念願の対決が実現することになった。
「すべてのレベルが高い投手。弱点が思い浮かばない。(高卒入団)1年目からずっと投げているのは同世代では1人だし、特別な相手。特に今年はWBCがあって今まで以上に注目するようになった」と、常に大きな刺激を受けてきた。
前半戦は開幕13連勝の田中に対し、前田健は7勝。マー君に勝って2年連続MVPを奪取し、後半戦巻き返しへ弾みを付ける。