広島は３０日、平和記念日の８月６日・阪神戦（マツダ）で開催する「ピースナイター２０１３」に向け、今村猛投手（２２）、岩本貴裕外野手（２７）が会見を行った。

　長崎県出身の今村は８月９日とともに、特別な思いがある。「いまだにいろんな話は聞く。戦争は怖い。広島、長崎ともに原爆を落とされたことを世界中に伝えないといけないと強く思う」と話した。祖父母が被爆し、「被爆３世」という広島出身の岩本は「大切な日。自分の中で熱い思いがある。はつらつとプレーしたい」と、平和への願いを込めた。

　ピースナイターでは広島出身で被爆２世の歌手・吉川晃司が始球式を行い、ジョン・レノンの「イマジン」を独唱する。両チームの監督、選手らが平和へのメッセージを書いた、とうろう流しなどが予定されている。

　また、これに連動し、同日のＤｅＮＡ‐巨人（郡山）、中日‐ヤクルト（浜松）でも五回終了時に「メッセージシート」を掲げるイベントを実施する。