今村セットアッパー奪回へ大瀬良が刺激
広島・今村猛投手(22)が29日、廿日市市でのバッテリー会ゴルフ参加後取材に応じ、セットアッパー奪回を誓った。
来季は、同郷長崎出身で同級生のドラフト1位・大瀬良大地投手(22)=九州共立大=が入団する。最速153キロの即戦力右腕に刺激を受け復活を目指す。
蓄積した疲労もあり、今季は2度の2軍降格を経験。終盤には永川や横山にその座を奪われた。チーム最多タイの57試合に登板したが2勝5敗。防御率は3・31に終わった。
それでも山内投手コーチは「後ろで投げてもらうことになると思う」。来季もセットアッパーで起用する構想を明かした。
同級生の入団が励みだ。高校時代にライバルだった大瀬良だ。ドラフト会議で広島から指名された直後、電話で激励した。「即戦力と期待されている投手。プレースタイルは違うがいい刺激になる。(先発と中継ぎでポジションは違うが)頑張らないといけない」と口元を引き締めた。
秋季キャンプでは左肩が早く開くフォームの修正に汗を流した。徐々に成果も表れ状態は上向きだ。
23年ぶりの優勝を目指す来季。今村の活躍はチームにとって不可欠だ。大瀬良と切磋琢磨(せっさたくま)しながら、再び光を放ってみせる。