松山「悔しい」背番号37はドラ1に…
広島が17日、背番号変更を発表した。松山竜平外野手(29)は「37」から「44」に変わった。「37」はドラフト1位・野間峻祥外野手(21)=中部学院大=が背負う見込みだ。
松山にいつもの明るい表情はない。背番号変更に「悔しかったけどしょうがない」。唇をかみ言葉を紡いだ。
慣れ親しんだ背番号は野間が付ける予定だ。「37」は緒方監督の入団時の背番号。指揮官が初めてのドラフトで一目ぼれ。指名に至った経緯があるだけに、それは当然かもしれない。
今キャンプでは、技術とともに課題のメンタルを鍛える。3日は指揮官から「気持ちが入っていない」と一喝され、45分間のロングティーを課せられた。
最終クールがこの日始まった。疲労はピークだが「気持ちを入れてやらないと。あれから気持ちが強くなった」。誰よりも声を出し練習に食らいついた。
今季は80試合で打率・318、7本塁打、34打点だった。来季、レギュラー獲得は最低限の目標。その先に、現在エルドレッドの背番号「55」を狙う。「嶋さん(現西武2軍外野守備・走塁兼打撃コーチ)が付けていた。自主トレを4年間一緒にやっていたし尊敬している」。悔しさを力に変える。新生・緒方鯉の船出とともに、松山も心機一転、再スタートを切る。