広島の野村祐輔投手が１２日、東京都府中市にある母校・明大の野球部グラウンド「内海・島岡ボールパーク」で自主トレを公開した。昨季は７勝８敗で、２度の２軍を経験するなど、プロワースト成績。その反省から「股関節に問題があった」とし、今オフは体幹トレに重点を置いてきた。

　この日も午前中にみっちり体幹トレを行い、午後からは球場の回りをランニング。「この時期にこれだけ投げられたら、例年より投げられていますね」と好感触を得ながら遠投、キャッチボールでも入念に汗を流した。

　新年の誓いには「開幕ローテと２００イニングです」とキッパリ。初詣ではおみくじで中吉を引いた。「気を引き締めていけば大丈夫、ということが書いてあった。まずはローテ１年守れるようにしたい」。入団４年目の２５歳が復肩へ黙々とトレーニングを続ける。