NEW堂林で三塁の定位置奪取を誓う
広島の21選手が30日、宮崎県日南市での先乗り自主トレを打ち上げた。三塁の定位置奪取を誓う堂林翔太内野手(23)は、キャンプインを目前に「生き残るために、何か違ったところを見せたい」と激白。打撃だけではなく、守備、走塁で“ニュー堂林”をアピールし、サバイバルを勝ち抜く決意を明かした。
期待と不安、迷いや自信。口からあふれる言葉には、あらゆる感情が混在した。キャンプインを目前に控え、先乗り自主トレが終了。堂林は「始まりますね」と言うと、プロ6年目に向けて覚悟を語った。
「生き残るためには、何か違ったものを見せないといけない。守備と走塁。このキャンプの目標、課題です。熱いところと、冷静なところがあればいい」
誓うのは三塁の定位置奪取。ライバルは「5、6人います」と危機感を口にする。チームに復帰した新井を筆頭に梵、木村、小窪、美間らが狙う。だからこそ、以前と「違う姿」を見せることにこだわった。
オフは送球練習に重点を置いた。「これまで型にはまりすぎていた」と、あらゆる体勢から柔軟な送球を練習。「バント処理では素手で投げるとか、三塁線のジャンピングスローとか。バリエーションを増やしたかった」と、新たな挑戦に手応えを感じている。
当然、打撃のアピールも忘れない。自主トレでは丸、菊池から助言を受け、マシン打撃にロングティーと、必死にバットを振った。「(新井に)技術ではまだかなわない。でも体は僕の方が動けると思う。フィジカルで勝負したい」。走、攻、守、全てで進化を見せる。“ニュー堂林”でサバイバルを勝ち抜く。
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