ヒース衝撃24球!新守護神候補筆頭に
「広島春季キャンプ」(4日、日南)
広島のデュアンテ・ヒース投手(29)が、今キャンプ初めてブルペンに入り、24球を投げた。緒方孝市監督(46)から直々に褒められ、昨季限りで退団したミコライオ(現楽天)に代わる新守護神に気持ちを高めた。
マウンドから中腰の捕手に数球投げ、捕手をホームベースに約1メートル前進させ座らせた。そして直球にチェンジアップを加え24球を披露。「非常に良かった。いい感触があった。今日は低めへの制球とテンポを意識しました」と、うなずいた。
投球後にはブルペンを視察した緒方監督から歩み寄られ「キャッチボールからいい球を投げている。この調子でやってくれ」と直々に言葉を掛けられた。指揮官とグータッチを交わし、満面の笑顔になった。
昨年7月に途中入団した右腕は、7試合に先発し3勝0敗、防御率2・38と好投。阪神とのCSファーストS(甲子園)では好救援を披露し、ミコライオに代わる新守護神の最有力候補になっていた。緒方監督はこの日、「球の威力にビックリした。彼は一番後ろ(抑え)の第一候補です」と明言した。
ヒースも「自分の力がチームの勝利につながるのなら、どこを任されてもやっていく」と意欲十分。新守護神に向け、このまま前進していく。