「広島春季キャンプ」(8日、日南)
ドラフト2位・薮田和樹投手(亜大)が、今キャンプ初のブルペン入り。捕手を立たせたまま、直球のみを30球投げた。
亜大4年時の昨年3月に右肩痛を発症して以来、約11カ月ぶりの投球。傾斜を使って投げる感覚を思い出そうと、1球1球丁寧に右腕を振った。
ようやくプロとしての第一歩を踏み出し「やっと投げられたという感じ。うれしかったし、楽しかった」と白い歯をのぞかせた。
見守った佐々岡2軍投手コーチは「フォームにばらつきがありながらも力強い真っすぐだった。収穫はあったと思う」と目を細めた。