マエケン 黒田さんの陰でひっそり調整

 「広島春季キャンプ」(15日、日南)

 広島・前田健太投手(26)が15日、黒田フィーバーを歓迎した。18日からの沖縄2次キャンプに合流する黒田が注目を集めている間に、「(自分は)ひっそりやります」とマイペース調整するつもり。この日は今キャンプ初めて打撃投手を務めて35球を投げ、順調な調整をアピール。“黒田効果”を追い風にして、沖縄でさらに状態を上げる。

 前田が“黒田効果”への期待を口にした。沖縄2次キャンプは、黒田フィーバーが巻き起こることは確実。「いいですね。(自分は)ひっそりやります。陰に隠れますよ」といたずらっぽく笑った。

 単なる冗談ではないだろう。ここ数年、チームの絶対的エースとして、常に注目を集めてきた。黒田に視線が向くことで、その重圧が軽減されることは間違いない。

 黒田が加わることで、チーム全体への波及効果も口にした。「いい意味でピリッとすると思う。これからが大事な時期。いい緊張感が出る」と、気を引き締めた。

 この日は今キャンプ初めてフリー打撃に登板。ドラフト1位・野間(中部学院大)、鈴木誠、堂林を相手に計35球を投げ、安打性の当たりは3本。「まだまだブルペンの延長。これからですね」と、マイペース調整を強調した。パドレスのスカウトが視察に訪れるなど、その存在感はやはり別格だった。

 沢村賞を獲得した10年、当時ドジャースの黒田と勝ち星を競争して上回り、腕時計を贈られたことはあるが、最近は会う機会がなかったという。「久しぶりに会うので緊張すると思う。でも聞きたいことは、自分で聞ける度胸はあるつもり。調整法などを聞いてみたい」と、胸を高鳴らせた。

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