ドラ1野間、鮮やかに「京大くん」撃ち
「練習試合、広島0-10ロッテ」(22日、コザしんきん)
広島のドラフト1位・野間峻祥外野手(22)=中部学院大=が22日、“ルーキー対決”を制した。コザしんきんで行われたロッテとの練習試合で、ドラフト2位右腕の田中(京大)から右中間に二塁打を放った。
顔を合わせたのは六回2死。1ボールからの2球目、121キロのスライダーをコンパクトに振り抜いた。「ルーキー対決だから、ベンチで戸田と『直球で来るぞ、来るぞ』と話していた。真っすぐ一本に絞っていた」。だが初球はスライダー。2球目も狙い球とは違うスライダーだった。それでも体が自然と反応。鮮やかなバットコントロールでヒットゾーンへ運んだ。
“プロ1号”を放った前日の巨人戦に続き、これで2試合連続安打。緒方監督は「若い選手が結果を出してくれた。チャンスをつかむ、という気持ちが伝わってくる」と喜んだ。「次も積極的にいきたい」と野間。着実に結果を残す若鯉に、ニューヒーロー誕生の予感が漂う。