「オープン戦、広島－オリックス」（１５日、マツダ）

　広島の鈴木誠也外野手が「１番・右翼」で先発出場。初回、前田の初球、内寄り１３５キロの変化球を、左翼スタンドに運んだ。うれしいオープン戦１号。１１日の阪神戦以来、３試合ぶりの１番起用に応えた。

　キャンプからここまで、野間と右翼のポジションを争ってきた。だが、打撃の状態がなかなか上がらず、１３日の練習では野間と共に、報道陣シャットアウトの中で、緒方監督から直接指導を受けた。高い潜在能力を持つ２０歳が、指揮官の思いに最高の結果で応えた。

　また、続く菊池涼介内野手も１－１からの３球目、真ん中１３２キロの変化球を左翼スタンドに運んだ。こちらもオープン戦１号。対外試合２度目の登板となった、黒田博樹投手が初回をリズムよく３人で抑え、直後の攻撃で打線に勢いを呼んだ。