黒田復帰まとめた鈴木本部長祈っていた
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広島・黒田博樹投手の古巣復帰交渉をまとめた鈴木清明球団本部長は29日、黒田が勝利投手になったヤクルト戦(マツダ)をベンチ裏から見届けた。
「(感慨が)頭に浮かぶ余裕はなかった。勝ってくれ、と祈っていた。初登板でいいスタートが切れた。心配はしていない」と述べた。
近年は毎オフ、復帰へ向けて黒田にオファーを出し続けてきた鈴木本部長。昨オフも直接交渉を行い、熱意を伝えた。
昨年末、黒田から鈴木本部長の携帯電話に復帰の意向が伝えられた。驚きすぎて「少し記憶が飛んでいる」という。
あまりのうれしさに、黒田からの着信履歴を記念に残そうと携帯を機種変更。着信履歴を残した古い携帯電話は、今もお守り代わりとして持ち歩いている。
鈴木本部長の粘り強い交渉と熱意が、広島ファンに大きな感動をもたらした。