黒田 母校入学式に“サプライズ登場”
広島・黒田博樹投手(40)が5日、母校・専大の入学式にビデオメッセージを寄せた。「分岐点だった」と話す、大学への感謝を込めた“サプライズ登場”。「後輩と言っても、だいぶ年が離れていますけどね」と照れながら、依頼に応じた経緯を明かした。
「今までの野球人生の中で、分岐点というか。あの4年間というのは、本当に大きかったですからね」
上宮高で3番手投手だった男は22年前、大志を抱いて大学の門をくぐった。ここでの努力、経験が一流投手の原点だ。「一般の学生さんと、体育会の僕では歩んできた道も違うんですけど。多少なりとも力になれたのならうれしいです」。大先輩からの熱きエールに、新入生も大興奮、大感激だったようだ。
この日は4日・中日戦先発から一夜明け、ポール間のダッシュなどで調整した。野球道にまい進した4年間。「入学式に行ったのは覚えてるんですけど、あまり記憶にないですね」と振り返ったが、新入生には忘れられない1日になったはずだ。