新井いいね!4番で好調7戦25の9

 「広島0-6阪神」(26日、マツダ)

 空席が目立つ最終回。席を立たず最後まで声援を送り続けた鯉党が、少し沸いた。広島・新井が2死から左前打を放った。能見の外角直球を引っ張り、この日2本目の安打を放った。

 ただ最後まで見せ場らしい見せ場はなかった。チームは6安打で今季4度目の零封負け。能見の直球とスライダーを狙い球にして臨んだが、チェンジアップやフォークに手を出し、凡退が続いた。

 6点を失った六回は拙守が響いた。無死二塁でマートンの飛球を、鈴木誠が中途半端に突っこみ後逸(記録は二塁打)。先取点を許した。玉木守備走塁コーチは「若さを出すなら飛び込んで捕るか、せめて体で打球を止めないと」と、嘆いた。

 さらに1死一、二塁で能見の三塁線への送りバントを、梵が三塁ベースに戻りかけてから処理し、内野安打に。玉木コーチは「梵が処理する打球だが、永川や会沢もジェスチャーで示してほしかった」と指摘した。

 最下位脱出に失敗した中で4番だけが救いだ。新井打撃コーチは「最後まで集中力を切らさなかった。いい影響がある」と言及した。7試合連続で4番を担う新井は、この間25打数9安打、打率・360。チーム唯一のマルチ安打を放ったが「悔しい。それだけ」と無念さを口にした。せめてもの意地。次戦につなげたい。

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