うそじゃろ…初回からグスマンあ~拙守
「DeNA10-4広島」(31日、横浜)
球場を後にする足取りは重かった。広島・グスマンが2試合連続でスタメン出場。4月4日・中日戦(ナゴヤドーム)以来の4番に座り、2安打1打点と結果を残した。しかし、左翼守備での痛恨のプレーを悔やみ、全く満足はできなかった。
初回、1点を先制され、なお1死一、三塁。ロペスの左翼後方への飛球に追いついた。だが差し出したグラブは打球ではなく空をつかんだ(記録は二塁打)。「一瞬照明が重なって見失った。それでも捕らないといけなかった。言い訳はしたくない」と猛省した。
グスマンより守備力が上の松山は一塁に就いた。「左翼松山、一塁グスマン」の選択肢について、永田総合コーチは「一塁守備も松山の方が上。けん制やサインプレーのことを考えた」と説明。ただ問題の拙守については「捕らないとあかんでしょう。追いついていた」と嘆いた。
4番打者としては、休養のため欠場した新井の代役を務めた。五回1死一、二塁。井納の変化球を捉えて中前適時打を放った。「どの打席でも、しっかりコンタクトしようと考えている。打順は関係ない。勝利に貢献するだけだ」と振り返った。
一時帰国していたエルドレッドは2日にも再登録される。シアーホルツが体調不良に苦しむ中、1軍生き残りをかけた戦いは続く。