緒方監督が打撃投手!野間よ目覚めろ
広島の緒方孝市監督(46)が7日、マツダスタジアムの室内練習場で野間峻祥外野手(22)、鈴木誠也外野手(21)を指導した。監督就任後では異例の打撃投手役を務めるなど、精力的に動いた。
熱い光景だった。迎打撃コーチ補佐を加え、4人で行った打撃練習。野間のフリー打撃では、時折、技術指導を交えながら約1時間、監督自ら投げ続けた。「特別なことではない。(野間と鈴木誠は)打てていないんだから、体が元気なら練習するのは当たり前」と話した。
2人だけでなく、チームとしても16試合連続1桁安打と不振にあえいでいる。指揮官は現状打破へ「どう考えながら練習に取り組むか。そういうところだ」と話した。
最近10試合で10打数1安打と低調な野間は「タイミングを取るのが忙しくなっている。早く始動して、ボールを呼び込むことを意識している」と課題を説明。指揮官からスローボールを多く投げられ、トップから強く振ることを体に覚え込ませた。「ありがたいことだし、しっかりやらないと」と誓った。
チームは貧打に加え、得点圏に走者を置いた場面での勝負弱さも目立つ。指揮官は「チャンスで打てるように、と指導してきた。できていないのはわれわれの責任でもある。いつでも打てる訳ではないけれど」と、奮起を促した。各自が結果を出すしかない。