河内貴哉投手らに戦力外通告

戦力外通告を受けた(右から)広島・岩見優輝、広島・池ノ内亮介、広島・河内貴哉、広島・中村憲=マツダスタジアム(撮影・出月俊成)
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 広島が1日、広島市内の球団事務所で河内貴哉投手、岩見優輝投手、池ノ内亮介投手、中村憲外野手、育成の森下宗外野手の5人に、来季の契約を結ばないことを通告した。

 河内は1999年のドラフトで近鉄、中日と3球団が1位指名競合したが、広島が交渉権を獲得して入団。ルーキーイヤーに、巨人戦で初勝利を挙げた。04年には自己最多の8勝を挙げて、オールスターにも出場。だが、以降は左肩痛など、ケガにも悩まされた。08年には肩関節唇および腱板部の修復手術。その後の4年間、戦力外、育成契約などを経て12年に復活した。

 13年には開幕から、登板21試合連続無失点など活躍。この日、通告後に姿を見せると「高卒でカープに入団して16年間、手術もしていろんなことがあったけど、最高の球団で最高の仲間と、最高のファンの前で、家族にも支えられながら野球ができた。この16年間は僕の中で宝ものになった」と振り返った。

 「カープから戦力外だと言われる時が引き際だと考えていた。生涯、カープでと考えていたので」と説明。今後については「何も決まっていないです。これからの人生の方が長い。一回、じっくり休みながら考えたい」と続けた。プロ16年間で166試合に登板。16勝28敗。防御率5・06、23ホールドだった。

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