新井の誓い…優勝のためにV打量産じゃ
広島の新井貴浩内野手(38)が21日、来季の目標に「決勝打」量産を掲げた。通算2000安打に残り29本。節目の偉業は目前だが、個人記録に関心は示さない。「とにかく優勝したい」と、チームを勝利に導く一打を求める。
下半身強化を中心に、38歳がオフ返上で連日の猛練習。夏場の失速を反省して、1年間戦える準備を進める。今季は打率・275、得点圏打率・311はいずれも、チームの規定打席到達者の中でトップ。だが4位の成績に満足感は全くない。
「チームが苦しんだり、連敗している時に打ちたい。勝ちにつながる打撃を意識したい」。今季1点差試合は21勝24敗。延長戦は4勝9敗(3分け)で、“あと1本”に泣いた。「もっと追い込むよ」と、自身に厳しいノルマを課して、勝負どころでの貢献を胸に秘める。