ドラ4船越 強肩強打+リード面も成長
広島ドラフト4位指名の船越涼太捕手(21)=王子=が27日、愛知県春日井市の王子製紙で指名あいさつを受けた。
船越は「1日でも早く1軍でプレーしたい。肩の強さとフルスイングをアピールして、インパクトのある選手になりたい」と意気込んだ。
今年の都市対抗準々決勝・日本新薬戦で先制2ランを放ったパンチ力、二塁送球タイムが平均1・8秒台の強肩が持ち味。ただ、王子の稲場監督は「リード面がこの1年間で驚くほど成長した。内角を大胆に使えるようになった」と証言。頭脳を磨いて、プロへの道を切り開いた。
王子入社直後に遊撃手から捕手に転向して4年目。今年正妻に抜てきされて以降は、相手打者の研究に没頭した。「コツコツ当てるより一発にかけたい」と豪快さを前面に出すが、投手には細やかな気配りができる男だ。