Dバックスがマエケンに熱烈ラブコール

 大リーグ各球団の関係者や選手の代理人などが一堂に会するGM会議2日目が10日(日本時間11日)、フロリダ州ボカラトンで行われた。今オフにポスティング・システム(入札制度)を利用してメジャー移籍の可能性がある広島・前田健太投手(27)について、ダイヤモンドバックスのスチュワートGMが熱烈ラブコール。ドジャースやカブスなどの他球団も「プレミア12」にスカウトを派遣していることを認めた。

 よどみなく語られるスチュワートGMの前田評から、獲得へ向けた本気度がありありと伝わった。「フォークもあるし、真っすぐもいい。チェンジアップにスライダーもある。制球力があって、緩急を操る能力もある。ああいう投球ができる投手ならどこでも成功できる。メジャーのすべてのチームが興味を示す選手だ」と話した。

 昨年オフにメジャー移籍する可能性もあった前田の獲得に一番熱心だといわれるDバックス。今年8月にはホール球団社長とともに、ジョンソン、ゴンザレス両社長補佐が来日し、前田の投球を視察。GMも「私もじかに投球を見たし、スカウトたちも気に入っている」と語る。

 2011年以来、ポストシーズン進出から遠ざかっているDバックスにとって先発投手の補強は毎年の課題。今季も2桁勝利は右腕デラロサのみ。抜群の安定感を誇る前田の加入に大きな期待が寄せられる。

 他球団も前田争奪戦に向けて動きを見せる。ドジャースのザイディGMは「プレミア12」に2人のスカウトを派遣していることを明かし、「大リーグに移籍する可能性のある日本人選手についてはいつも調査している」と熱視線を送る。

 カブスのホイヤーGMも「選手名を言うことはできないが、ポスティングになったら入札することにためらうことはない」と一歩も引く気はない。「プレミア12」終了後に発表されると思われる前田の決断を、全米が固唾(かたず)をのんで見守る。

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