菊池生涯33宣言「絶対変わりたくない」
広島の菊池涼介内野手(25)が29日、生涯「33」を誓った。新井貴浩内野手(38)と、広島市内でトークショーに参加。「絶対変えたくない」と、入団時からつける背番号のこだわりと、来季雪辱へ強い覚悟を明かした。
「僕はもらった時から、絶対に変えたくないと思っていた」。広島の33番はかつて、長く4番を務めた江藤(現巨人打撃コーチ)が背負った番号。東京都東大和市出身で、同郷の菊池が幼少期に憧れた男だ。
地元の英雄。自転車で10分ほどにある実家まで、サインをもらいに行ったこともある。「たまたまかもしれないけど、縁があったんだと思う。地元の先輩の番号を受け継いだので」。実は今オフ、球団から背番号変更の打診を受けたが「変わりたくない」と断った。
「まずはしっかり休むしかない。1月までには動けるように。膝と尻回りの筋肉は連動する。中心的に鍛えて筋肉を大きくしたい」
両膝痛の完治を優先させ、秋季キャンプ後は積極的休養と、治療に専念する。年明けからは例年通り久本らと、静岡県伊豆市で合同自主トレを行う。「新井さんという、背中で引っ張ってくれる先輩を見ながら、チームを引っ張っていけるように頑張ります」と菊池。背番号33が来季、25年ぶりVの使者になる。