ドラ1岡田“黒田ツーシーム”で2桁星
広島は7日、広島市内のホテルで、新人7選手の入団会見を行った。1位指名の岡田明丈投手(22)=大商大=は、憧れの黒田博樹投手(40)から“黒田ツーシーム”を学びたいと懇願し、「2桁勝利を目指したい」と所信表明。緒方孝市監督(46)は来春の1軍キャンプスタートを示唆した。
真新しいユニホームに袖を通した岡田は、はにかんだ笑顔を見せた。「期待されているので、応えられるようにしたい」。憧れの投手は「黒田博樹さん」。夢はメジャーリーガーだ。
「お話を聞かせていただきたい。僕もローテに定着して、メジャーに挑戦してみたい」
理想の投手像も黒田だ。代名詞の「ツーシーム」を習得したいと熱望する。大学4年時には、投球の幅を広げるため、シュートの練習に取り組んだ。だが、「コントロールがまだまだです」と、黒田を参考に完全習得を目指す夢を描く。
黒田は上宮高で控え投手。専大進学後に急成長した。岡田も大商大高では背番号10。大学進学後に急成長を遂げ、4年春、秋のリーグ戦で6勝無敗。2季連続で最優秀投手に輝いた。黒田の背中に将来像を重ね合わせ「フロントドアをやりたい」と、高レベルの投球術習得を目指す。
会見では、詰め掛けた300人のファンを前に「力強いストレートが武器」と、セールスポイントを語った。最速153キロ。今年8月のオリックスとの交流戦では5回4失点。納得のいく結果ではなかった一方で「ストレートだけなら、プロで通用する」と手応えも感じ取った。
広島のドラフト1位投手では近年、野村、大瀬良の2人が新人王を獲得した。「2桁勝利を目指したい。大瀬良さんを超えたい」。即戦力投手として岡田にも期待がかかる。来春は1軍キャンプスタートが内定。新人王へのイメージはできている。
「前田さんのような、日本を代表する投手になりたい」。緊張気味に始まった会見を力強い言葉で締めた。大志を抱いてプロの門をたたく。未来のエース候補が、熱い思いを胸に第一歩を踏み出した。
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