中村祐、塹江、藤井1軍Cスタート決定
広島は21日、マツダスタジアム内でスタッフ会議を開き、春季キャンプメンバーの1、2軍振り分けを決定した。大学・社会人出身の5人を含む投手20人、野手22人の1軍キャンプスタートが決定。新人以外では3年目の中村祐太投手(20)、2年目の塹江敦哉投手(18)、藤井皓哉投手(19)らが1軍キャンプスタートを決めた。緒方監督が掲げる「3つの力」の1つとして中継ぎ、抑え候補の台頭を熱望。“新鮮力”がキーマンになる。
「開幕1軍を目指しているので。うれしかったですけど、気持ちが引き締まった」
選出を聞いた中村祐は喜び以上に、強い覚悟を口にした。昨春は右足の疲労骨折でキャンプ不参加。今オフは久本、菊池らとの合同自主トレで体幹を鍛え、飛躍につなげてきた。楽天のドラフト1位・オコエは関東第一の2学年後輩。連絡は取っているようで「後輩には負けないように。上(1軍)で活躍して、先に行っていたい」と、プライドをにじませた。
左の塹江は「春にどれだけアピールできるか。チームに貢献できるところで投げたい」と気合十分。最速150キロ右腕の藤井は「チャンスをもらったので、開幕1軍を目指してやりたい」。3人について、畝投手コーチは「彼らが(中継ぎ枠に)入ってきてくれれば、1つの上積みになる」と期待した。