ジャクソン初ブルペンいきなり全開!
「広島春季キャンプ」(3日、日南)
新外国人ジェイ・ジャクソン投手(28)=前パドレス=が3日、ベールを脱いだ。初めてブルペン入りして、緒方監督や畝投手コーチから高評価を受けた。
キャッチボールからエンジン全開だった。肩をつくった後、首脳陣が見守る中、“ジャクソンスタイル”で投球を行った。通常の捕手が座る位置より手前となる、ホームベースのすぐ後ろに会沢を座らせ、投球を開始した。変化球を交えながら26球。「マウンドの感覚を確かめながら、角度を出して低めのゾーンに投げる感覚も確かめた」と、米国で行っていたスタイルで投球した。
投球後、指揮官と言葉は交わした。「『アメリカと日本のマウンドは違う』と話されたが、慣れることは難しくない」と、米国より低く柔らかいマウンドも気にならないようだ。畝投手コーチは「ボール自体はいい。フォームを調整してしっかりと足の感覚を確認したいこともあるだろう。役割は伝えてある」。潜在能力の高さを評価し、セットアッパーとして期待する。
合流して3日目。首脳陣や選手とのコミュニケーションをとる時間は少ない。「チームメートと仲良くなって、チームの本心などを学んで万全の状態でシーズンに臨みたい」。勝利の方程式入りへ意欲満々だ。