安仁屋臨時コーチが投げ込み指令
広島の今春キャンプで臨時コーチを務めるOB会長の安仁屋宗八氏(71)=デイリースポーツ評論家=が5日、宮崎県日南市のチーム宿舎に到着。「一番は走り込みや投げ込みを中心に考えている」と指導方針を明かした。
グラウンドに立つのは11年ぶり。「気合半分、期待半分ある。全部教えられるか分からないが、自分が思っていることを教えられたら納得」と、技術や心構えなどを惜しみなく伝える考えだ。
近年、広島の春季キャンプでは1日に100球以上投げる投手は少ない。休日でなくてもブルペンに入らないケースもある。それだけに、投げ込みについては「本人と相談しながらになるが、投げてくれることを信じている」と期待した。
前田が抜けた穴を埋める存在には、先発に復帰した大瀬良を挙げ「投げる以上完投してもらいたい。このキャンプ中に投げ込んで下半身を鍛えないといけない」。プロ18年間で通算119勝を挙げたレジェンドが約2週間、全力を注ぐ。