黒田フル回転!中5日で開幕ダッシュ

 広島・黒田博樹投手(41)が7日、シーズン開幕直後からのフル回転を誓った。この日までに開幕ローテーションの大枠が固まり、レジェンドは3、4月に中5日で4度登板予定。ジョンソン、福井らと開幕ダッシュを狙う“必勝ローテ”が組まれた。6日・西武戦(マツダ)で打球を受けた左足も問題なく、20年目のシーズンへ予定通りの調整を進める。

 左足を不安視する声は、軽妙トークで一蹴した。6日・西武戦で左内くるぶしに打球を受けて途中降板。一夜明けてキャッチボールなど、黒田は通常メニューを消化した。「明日になって『折れてる』と言われたら、メンタル的にやられるかも」。冗談を交えながら問題なしを強調する。

 「全然、大丈夫です。これくらいでダメなら、野球はできていない。芯を食った打球ではないし、投手であれば日常茶飯事ですよ」

 足に異常がなかったことで、開幕へ予定通りの日程を消化する。次回、実戦2度目の登板は中5日で、12日・DeNA戦(マツダ)。その後、20日・ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)を経て、26日の開幕第2戦・DeNA戦(マツダ)に向かう。

 既に首脳陣は、開幕カードで投げる3投手に登板日を通達。2連戦など変則日程が続く3、4月は先発5人を中心にローテを組む。黒田、ジョンソンは主に中5日の予定。畝投手コーチは5人で回すことに「それ(開幕ダッシュ)プラス、いい投手を早く回すことができる」と利点を説明した。

 オープン戦2度の中5日登板は、開幕後の準備期間にもなる。昨年の同月は1度しかなかったが、今年は計4度の登板見込み。6連戦が続く4月26日・ヤクルト戦(神宮)以降は、主戦2人を別カードの頭で固定できるメリットもある。昨季は開幕直後に7連敗。最後まで尾を引いただけに、フル回転で開幕ダッシュを狙う。

 「理想は監督、コーチが決めることに準備し、対応できる体づくりをしないと。畝さんに『どういう間隔でも、行けと言われたら行きます』と伝えている」

 当然、天候や開幕後の状態でも変わるが、黒田はチームのために、フル回転をいとわない。「メンタルだけを考えると、体の回復で物足りなさが出るかも。ただ、自分の中では中5日くらいで回ってね。チームの手助けになるのであれば準備したい」。41歳の挑戦、進化は止まらない。開幕ダッシュのカギは、レジェンド右腕が握る。

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