新井が負傷で途中交代も軽傷
「オープン戦、ソフトバンク10-3広島」(20日、ヤフオクドーム)
広島は、この日の試合で負傷退場した新井貴浩内野手(39)について、福岡市内の病院で検査した結果「右手親指の打撲」と発表した。今後はアイシング治療で経過観察をしていくという。患部は大きく腫れているようで、21日は状態を見ての判断となるが、骨折など最悪の事態は回避された。
この日のソフトバンク戦には「6番・一塁」で先発出場。三回、無死一、二塁の守備で、柳田の打球が一、二塁間に飛んだ。強烈な打球に回り込んで捕球体制に入ったが、バウンドが変化したのか右手親指を強打。そのまま交代となり、病院に直行した。球場を離れる際には、右手親指に包帯が巻かれていた。新井は「直、直(直接当たったの意味)」と険しい表情で話した。
前日19日の同戦では、3点ビハインドの七回に、逆転満塁ホームラン。最近4試合で3本塁打と好調を維持していた。
節目の2000安打まで残り29本、300本塁打に13本に迫る。偉業達成とともに、開幕ダッシュには欠かせぬベテラン。最悪の離脱は回避されただけに、チームにとって朗報となった。