黒田負傷降板も心配無用?ジョーク連発

 「阪神2-6広島」(9日、甲子園球場)

 左アキレス腱付近をアイシングした広島・黒田博樹投手が、バスへと続く通路に姿を現した。痛みが残っているのか、引きずりながらゆっくりと歩を進める。それでも表情は明るい。開口一番、飛び出したのはジョーク。ニヤリと笑いながら言った。

 「まさか、折れているとはね…」

 アクシデントは四回だ。江越に2ランを被弾。2死後、ゴメスの鋭い打球がライナーで「左アキレス腱の上」を直撃した。大きくはねた打球を三塁・ルナが処理し、攻守交代となったが、ベンチ前まで歩いたところで痛みに耐えきれず、膝を折ると口を真一文字に結んだ。「(筋肉が)固まって可動域がなくなる(投げられない)」。直後の攻撃で代打が送られた。

 松原チーフトレーナーによると「左下腿(かたい)の打撲」だという。降板後は、病院には行かず、アイシング治療した。病院で検査を受けるかどうかについては、10日以降の状態を見て判断する予定。その結果次第では、中6日で登板予定だった16日の巨人戦(東京ドーム)が変更になる可能性がある。

 「次回登板?また手術をしてみて、どうかということ」。最後も“黒田節”で周囲の笑いを誘った。無念の負傷交代で開幕3連勝は逃したが、三回まで完全投球した。離脱となれば大きな痛手になるだけに、軽傷を願うしかない。

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