広島打線が藤川をKO、五回に猛攻

5回、右中間へ勝ち越しとなる2点滴時二塁打を放つ広島・エルドレッド=甲子園(撮影・田中太一)
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 「阪神-広島」(10日、甲子園球場)

 広島が打者一巡11人の攻撃で5点を奪った。

 2-4の五回。1死から田中が放った中前打が猛攻のろし。続く菊池が右前打で一、三塁とすると、「チャンスだったから積極的にいった」という丸が右前適時打で1点を奪った。

 さらに1死一、二塁でルナが左前適時打。エルドレッドはフルカウントから長いリーチを生かして外角高めのつり球をはじき返し、右中間突破の2点適時二塁打を放った。この一打で先発した藤川をKO。長距離砲は「追い込まれていたので、ボールをしっかりと見て逆方向を意識したのが良い結果になったね」と笑顔をみせた。

 相手が左腕・高橋に代わっても勢いは止まらない。鈴木に右翼線を破る適時二塁打が生まれた。「追い込まれていたので食らいついていった」。この回だけで7本の長短打を集め、試合を一気にひっくり返した。

 ルナは「打ったのはストレート。3連打だったので、その流れを切らないように、初球から思い切り打ちにいった」

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