新井、カープで2千安打達成し笑顔
「ヤクルト-広島」(26日、神宮球場)
広島・新井貴浩内野手が3-0の三回無死二塁で迎えた第2打席で、左翼線を破る適時打二塁打を放ち、通算2000安打を達成した。プロ野球史上47人目で、球団では5人目の快挙。ヒーローインタビューでは、笑顔で快挙を振り返った。
◇ ◇
-今の気持ちは。
「本当にチームメートのおかげで、勝ち試合で達成できてうれしいです。ありがとうございます」
-大記録にあと1本で迎えた試合。どんな気持ちだった。
「試合前は普段通りだったんですけど、さすがに第1打席に歓声をいただいた時には緊張しました」
-二回には3者連続本塁打もあり、いいムードになった。
「本当、チームメートには感謝しかないですね。試合前、鈴木誠也に『きょう2本ホームラン打ってくれよ』と言ったんですけど、本当に打っちゃいました」
-頼もしい後輩。
「本当、頼もしいですし、いい後輩ばっかりなので、本当うれしいです」
-第2打席のメモリアル打を振り返ると。
「チャンスをお膳立てしてくれたので、何とかしたいと思ってバッターボックスに入りました」
-打って、二塁ベースに立った心境は。
「もちろん自分自身もうれしかったですけど、きょうここにたくさん詰めかけていただいたファンの皆さんの喜んでいる姿を見て、それがうれしかったです」
-神宮球場は駒大時代を過ごした場所。
「大学4年間を過ごした球場で、思い出がたくさん詰まった球場です」
-その当時、今の自分が想像できたか。
「まったくできませんでした」
-2000安打を達成できた要因は。
「まず丈夫に生んでくれた両親に感謝したいと思います。僕の場合はたくさんの人に支えられ、お世話になってここまで来たと思います。本当、おかげさまです。ありがとうございます」
-大好きなカープのユニホームを着て達成した。
「何と言っていいか…本当に皆さん、ありがとうございます」
-ファンへ一言。
「あしたもまたしっかりと頑張ります。そして最後の最後で皆さんと一緒に笑顔になりたいと思います」