最短降板の黒田「自分の投球できず」
「広島10-4DeNA」(7日、マツダスタジアム)
広島が連敗ストップで首位に再浮上した。黒田博樹投手(41)が4回6安打3失点で今季最短降板。「それ(チームの勝利)が一番です」と振り返った。
初回は三者凡退に抑えたが、二回だ。先頭ロペスに左翼線二塁打を許すと、ここから5連打を浴びて3失点。「結果的にロペスの打席で、スライダーが甘く入ってしまって。リズムを崩してしまった」と悔やんだ。山下幸から3本の適時打は、追い込んでから決め球が甘く入った。「状態がいい時もあれば、悪い時もあるんですが。きょうは良くなかったですね」。この回31球を要するなど、苦しい投球内容だった。
四回の攻撃で1死一塁で打席が巡ったところで降板。アクシデントではないようで、本人は肘当てを付けるなど、打席に立つ準備を整えていたが、緒方監督が交代を告げた。「チームが勝つためにやっているので。自分がそれなりの投球ができなかったことがすべて。(交代は)仕方のないことだと思います」と淡々と振り返った。
2四球など、制球が定まらずに全78球で降板。左足首付近に打球を受けて、負傷降板した4月9日の阪神戦(甲子園)に並ぶ今季最短降板となり「結果的に修正できなかった。打たれる時は一緒。相手どうこうより、自分の投球ができなかった」と反省の言葉を並べた。