助っ投誤算も緒方監督「形は変えない」
「中日6-5広島」(14日、ナゴヤドーム)
広島が痛恨の逆転負けを喫した。先制された直後の四回、菊池、鈴木の適時打で同点に追い付くと、六回には2死一、二塁から、小窪の適時二塁打で2点を勝ち越した。さらに七回には丸の右犠飛で、リードを3点に広げた。
だが、6回2失点と粘ったドラフト1位・岡田(大商大)の後を受けて、2番手で登板したヘーゲンズが4安打3失点の乱調。一、二塁間の打球処理で、ベースカバーが遅れるなどミスも重なり「球が高めに行った。修正しないといけない。カバーミスもあった」と反省し、肩を落とした。
同点の八回にはジャクソンが、ビシエドに決勝弾を浴びて敗戦。3敗目を喫した。ヘーゲンズ、ジャクソンと、勝ちパターンの投手を起用しての敗戦。緒方孝市監督(47)は「一番、状態のいい投手を起用して打たれた。形を変えようと思ってない」と説明した。
その上で九回、無死二塁の好機を作ったが、無得点に終わり「1点を取って同点に、という場面で、上位打線で結果として得点できなかった。きょう負けたことに関してはベンチ、オレの責任」と悔しそうに振り返った。