「広島３－１１ヤクルト」（１８日、マツダスタジアム）

　広島先発の野村祐輔投手が、六回途中でＫＯされた。

　３－０で迎えた六回、１死から坂口に右翼線への二塁打を浴びると、続く今浪の中前打で一、三塁とピンチを広げた。ここから山田、バレンティン、雄平の主軸に３連続適時打を浴びて同点とされ、交代を告げられた。代わった今村が後続を断って、野村に勝ち負けは付かなかったが、チームは終盤にリリーフ陣が失点を重ね大敗した。

　野村は五回までは持ち味の打た取る投球で燕打線を２安打無失点に封じていた。前回１１日のヤクルト戦（神宮）も八回にピンチを招き降板した。２試合連続で回の途中でマウンドを降り「粘りたかった。悔しいしかないです」と声を絞り出した。

　緒方監督は「課題というか、打順が３巡目に入ってから。それまでは、しっかりと抑えていたわけだから。バッテリーでもう一工夫してほしかった」と話した。