誠也イッたれ交流戦首位打者!初戴冠だ
広島・鈴木誠也外野手(21)が13日、休日返上でマツダスタジアムの室内で打撃練習を行った。交流戦での打率はここまで・359で10位。交流戦首位打者については「獲れればいいですけど、気にせず思い切ってやっていきたい」と意識していないものの、チャンスはある。
現在、交流戦での打率1位はロッテ・田村の・400。交流戦は打席数が少ないため、今後の巻き返し次第では4分1厘差でも逆転不可能ではない。
5日のソフトバンク戦(マツダ)ではプロ初の5安打を放った。「(自分の心の中で)調子自体は悪くないと思い込んでいる。まだフォームが固まっていないので」と万全の状態ではない中、常に前向きな気持ちで打席に入ることで結果につなげている。
「打てているときはいい集中力で打席に入れていますが、そうでないときは、(周りが見えなくなり)一点だけに入り過ぎてしまってる。自分のメンタルをコントロールしていきたい。技術もそうですが、打席に立ったらそこでの考え方が大切。しっかり頭の中で整理して、打席に入らないといけない」
14日からは本拠地で西武、オリックスを迎え撃つ6連戦だ。セ・リーグで交流戦首位打者を獲得したのは08年の阪神・金本、14年のヤクルト・山田の2人だけ。21歳の若鯉が安打を積み重ね、初の“タイトル”をつかみ獲る。