ジョンソン7勝!リーグトップタイ
「交流戦、広島6-2西武」(15日、マツダスタジアム)
頼りになるのはこの男だ。クリス・ジョンソン投手が苦しみながらも一心不乱に左腕を振り抜いた。7回107球を投げ、6安打2失点(自責1)。粘りの投球でハーラートップタイの7勝目を手にした。
「少し苦しんだ部分もあったけど、その中でどうにか自分の投球をすることができたよ」
本来の制球力はなかった。1点を先制した直後の三回、3安打を浴びてあっさり同点に。2-1の五回も菊池の失策からピンチを招き、踏ん張りきれずに金子侑に痛打され、再び同点とされた。
それでも打線の援護で、3試合ぶりの白星をつかんだ左腕。「彼に引っ張っていってもらっている。苦しい時もリードして組み立ててくれている」と女房役の石原に感謝した。
4日に来季からの3年契約を結んで以降の初勝利に「契約のことは考えずシーズンに集中している。勝ちをたくさん付けたいと」と気持ちを引き締めた。緒方監督は「心を乱さずにマウンドで1球、1球を投げ切ってほしい。うまく感情をコントロールできれば勝ちが付いてくる投手」と期待を込めた。
「自分の中で感じた修正点は、次の登板までにブルペンで取り組んでいきたい」とジョンソン。次は納得のいく形で勝利をつかみ取る。