下水流プロ初猛打賞!主砲の穴カバー
「交流戦、広島6-0西武」(16日、マツダスタジアム)
つなぐ意識が塁を進め、得点を生んだ。15日の西武戦で負傷したエルドレッドが抹消。得点力不足が不安視される中で、広島打線が西武先発バンヘッケンを攻略した。丸だ、ルナだ、下水流だ。チーム一丸で手にした2度目の同一カード3連勝だ。
ハイライトは四回。1死三塁で下水流が打席に立った。10日の楽天戦以来5試合ぶりのスタメン。三回に左前打で先制ホームを踏むと、1-1から3球目、高めに浮いたフォークを狙った。左前に落ちる貴重な適時打だ。
「誠也がいいところ(三塁)までいってくれたので。高めの球がくれば、何でもいってやろうと思っていた。1打席目にいい形で打てたので、その流れでいけました」
2点リードの五回、1死二塁から、丸の右中間フェンス直撃二塁打で追加点を奪うと、エルドレッドに代わって2カ月ぶりに復帰したルナが右前適時打で続いた。緒方監督は「ルナが入ればつながりを感じる。1点、1点と積み重ねていけば、勝ち切れる試合が多くなる」と手応えを口にする。
下水流は六回にも右前打でプロ初の猛打賞。初のお立ち台では「初めまして。絶好の野球日和に来ていただき、ありがとうございます」と笑わせると、鈴木からウオーターシャワーを浴びた。赤松、松山ら日替わりで生まれるヒーロー。ピンチをチャンスに変え、一丸で首位固めに入った。