広島・緒方監督が野村-石原のバッテリー称賛 貯金今季最多「17」
「中日1-4広島」(5日、富山市民球場)
広島が中日に逆転勝ちで連勝。貯金を今季最多「17」とし、2位DeNAとの差は最多10・5に広がった。
緒方監督は試合後、野村-石原のバッテリーを称賛。中日・大野との投手戦を制し「今日は石原と祐輔。なんと言っても相手のエース。結果的に勝てたのは大きい」と評価した。
試合は二回に先制を許したが、五回に2死三塁から石原が中前に同点打。七回には無死一、二塁から、鈴木、下水流の連打で3点を奪って勝ち越しに成功した。今季27度目の逆転勝利。“逆転の広島”の強さを見せ、先発・野村は両リーグ最速の10勝目を手にした。
「(大野は)後半戦も2、3回当たる投手。今日の勝利は大きかった」と指揮官。後半戦に向けて「ナイスピッチング。左のジョンソン、右の祐輔で、どんどんフル回転してもらう」と、さらなる活躍を期待した。
七回以降はヘーゲンズ、ジャクソン、中崎と勝利の方程式でつなぎ、守護神・中崎は17セーブ目。中継ぎも無失点リレーで勝利をつないだ。
6日の同戦(金沢)には、黒田が200勝を懸けて先発する。試合後、決勝打の鈴木は「1試合、1試合、やることは変わらない。勝つことができれば、黒田さんに200勝を付けられる。自分の役割をしっかりやっていきたいです」と、早くも次戦に向けて気を引き締める。チーム一丸、投打がかみ合った連勝で、大偉業に弾みを付ける1勝となった。