広島・誠也、藤浪撃ちから5戦全勝じゃ!神ってる男が誓ってる
「神ってる」広島の鈴木誠也外野手(21)が、球宴前残り5試合の必勝を誓った。実現すれば1980年と並ぶ球団最多貯金21での折り返しとなる。8日の阪神戦(甲子園)は、同学年の藤浪が先発する予定だが「意識はない」と、チームの勝利を最優先だ。
「とにかく勝ちたい。2位との差は開いているけど、少しでもスキを見せたら、すぐ追い抜かれてしまう」
この日は甲子園で指名練習に参加。打撃練習では鋭い打球を連発した。現在5試合連続安打。打率・311と好調を維持する。同学年の藤浪とは6月24日に対戦。四回に右翼フェンス直撃三塁打から、同点のホームを踏むなど勝利に貢献した。大ブレーク中の21歳が勝敗のカギを握る。
貯金は16。他チームは借金生活と独走状態に近いが、緒方監督は「誰もこのままいけると思ってない」と、練習中から厳しい表情。若い投手陣の成長など課題もある。「どう踏ん張れるか。1試合、1試合、しっかり戦っていくことに変わりはない」と一戦必勝を強調した。
その近道が、藤浪撃ちであることは間違いない。鈴木も個人記録以上に「打つ、打たないより塁に出ること。(出塁は)エラーでも何でもいい。少しでもチームに貢献したい」と言葉に力を込めた。