黒田、恩返し誓った!マツダで魅せる200勝!13日G倒出陣

 日米通算200勝に王手をかけている広島・黒田博樹投手(41)が7日、マツダスタジアムで調整した。体調面に不安もなく13日・巨人戦(マツダ)に登板する方針が正式に固まった。鉄腕は、地元、そして巨人戦という最高の舞台で早期達成を目指す。

 積み重ねてきた勝利は199。黒田が広島に帰ってくる。何度マウンドに上がっても気持ちは同じ。チームの勝利が最優先だ。200勝まであと「1」に迫る鉄腕の心は揺るがない。

 登板から一夜明け、マツダスタジアムでランニングなどを行い汗を流した。「少しずつ状態も上がってきている。投球の状態よりも体のコンディションを優先している方が強い」と体を動かして確認。球宴前最後となる次回登板は、13日の巨人戦(マツダ)に登板する方針が正式に固まった。

 新人時代の97年4月25日の巨人戦(東京ドーム)で初登板、初先発、初勝利、初完投の快挙を達成。07年7月14日には、同カード(東京ドーム)で通算100勝目を挙げるなど、縁のある相手だ。

 6日の中日戦(金沢)では6回3失点の一方、今季最多の5併殺。強い気持ちは持ち続けた。「周りには気を使わせている部分もある。勝てるに越したことはないが、意識してもこればかりは…」。その周囲のためにも足踏みはしてられない。

 41歳、プロ20年目にして、もうすぐ大記録に手が届く。「達成しても200勝のうちの単なる1勝。1勝目であろうが10勝目だろうが価値は一緒。それだけ大変な思いをして投げてきている」と大黒柱に力みはない。

 「どこでも勝ちたい。マウンドに上がると勝たないといけない」と話す一方で「当然マツダで、たくさんお客さんの前で投げるのがいいのかと思います」と、地元での快挙達成がファンへの恩返しとなることも自覚している。

 「マツダが完成した当初の頃を思うと、ファンの熱気というか雰囲気も全然違いますし、もう一踏ん張りできている」

 チームが首位を独走していることも、黒田にはプラスに働いている。「充実感というか、同じしんどいことをしていてもやりがいがある。気持ちが奮い立たないと、体が動かないので」。不惑を過ぎてもなお、熱い気持ちを胸にマウンドに上がる。

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