「神ってる」広島・鈴木がサヨナラ賞「ぼくでいいのかな…」
セ・パ両リーグは8日、月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打を放った選手に贈る「スカパー!サヨナラ賞」6月度の受賞選手を発表。セ・リーグでは広島・鈴木誠也外野手(21)が初受賞した。
鈴木は6月18日のオリックス戦(マツダ)で2点ビハインドの九回、1死一、三塁で左翼スタンドにサヨナラ3ラン。前日17日の同戦にも同点で迎えた延長十二回、サヨナラ2ランで試合を決めた。19日の同戦では決勝アーチを放ち、劇的3試合連続の決勝弾。緒方監督も「今時の言葉でいうなら、神ってる」と称賛を惜しまず、首位を独走するチームの原動力となっている。
この日、会見に臨んだ鈴木は「僕でいいのかな…という思いはありますけど」と照れ笑い。「この賞をきっかけにこれから、どんどん飛躍できるように頑張ります」と気を引き締めた。
チームは貯金16、2位DeNAに9差を付けて首位を走る。鈴木自身は現在も5試合連続安打。打率・311と好調を維持するが「神ってないと思います。最近は特に」と気を引き締める。
球宴前残り5試合。きょう8日からは阪神と3連戦(甲子園)に臨む。再び劇的アーチが期待されるが「オリックスの3連戦で使ってしまったので…。しっかりつなぐ方向に持って行きたい。まだまだシーズンはこれから。今まで通りつなぐ意識で戦っていけば、優勝という文字も少しずつ見えてくると思います」と気合を入れた。