1軍復帰の広島・大瀬良、3回7安打4失点KO 287日ぶりの1軍マウンド飾れず
「広島-中日」(20日、マツダスタジアム)
「右肘内側側副靱帯(じんたい)の部分損傷」で2軍調整を行っていた広島の大瀬良大地投手(25)が、復帰登板で3回を7安打4失点KO。全69球、直球の最速は142キロにとどまり、無念の早期降板となった。
昨年10月7日の中日戦(マツダ)以来、実に287日ぶりのマウンド。初回、大島に先頭打者本塁打を浴びるなど、いきなり2点を失った。初球は外角高め136キロの直球でストライク。だが追い込んでからの5球目、内寄りのカットボールを、右翼席に運ばれた。 続くエルナンデスの中前に抜けそうな打球は、二塁・菊池が横っ飛びの好捕でアウトにした。続く平田に左前打を浴びると、二ゴロと四球を挟んで2死一、二塁。福田に直球を右前に運ばれ、2点目を失った。堂上は二飛に打ち取ってピンチを脱したが、苦しい立ち上がりとなった。
中継ぎで3失点を喫し、涙に暮れた昨年10月7日以来のマウンド。二回には2死から大島、エルナンデスの連打で失点。続く三回も2死から福田、堂上の連打で失点した。7月20日は「炎のストッパー」として活躍した津田恒美氏の命日。背番号14を受け継ぐ男の復帰マウンドは、悔しい結果に終わった。