赤ヘル打線燃えた!黒田を援護!最短26日点灯「M38」

 「広島7-0阪神」(23日、マツダスタジアム)

 熱く、そして強い思いで臨んだ節目の一戦で最高の結果を示してみせた。広島・黒田博樹投手(41)が200勝に王手をかけて臨んだ過去2試合は計1得点。汚名返上とばかりに打線が奮起した。リーグ最強攻撃陣が、初回から右腕の背中を力強く押す援護射撃だ。

 試合開始と同時にルナが花火を打ち上げた。連続四球から築いた1死一、三塁。不安定な岩崎を確実に仕留め、左翼席の最前列に放り込んだ。「低めの球を狙っていたわけじゃないけど、いいアプローチができた。最高だね」。3号先制3ラン。大きな推進力をもたらす値千金の一発だ。

 黒田の先発試合で無類の勝負強さが光る。9試合で打率・469、11打点だ。「黒田さんは本当に尊敬している選手」。試合への日々の準備や闘志をむき出しにした投球。レジェンドの一挙手一投足に大きな刺激を受けてきた。

 三回には菊池の中前打を起点に丸、新井、鈴木、石原の適時打で4得点。序盤で試合の主導権を手繰り寄せた。「ナイスゲーム。前の2試合とは違う。初回からいい攻撃をしてくれた」と緒方監督。大一番での重圧をはねのけた野手陣を、手放しでたたえた。

 偉業達成を、88年以来28年ぶりとなる阪神戦9連勝で飾った。貯金は今季最多の「22」に増やした。黒田は言う。「200勝は通過点。その後にそれ以上の目標がある」。チームメートも心は一つ。新井が通算2000安打、そして黒田も節目の勝利を達成した。さあ、次は25年ぶりの悲願へ-。強い団結力でチャンピオンフラッグを奪いにいく。

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