特別な日に拙攻…広島打線よ奮起せよ 緒方監督「乗り越えていかないと」
「広島2-3巨人」(6日、マツダスタジアム)
連敗ストップを誓った、広島にとって特別な日。落胆のため息がスタジアムを包んだ。2度の満塁で得点できずに8残塁の拙攻。2位・巨人との直接対決でまさかの連敗を喫した。
まずは三回。1死満塁の絶好のチャンスで新井が打席を迎えた。体勢を崩されながらも食らいついたが、結果は三ゴロ併殺打。「チャンスでしっかり(走者を)かえせなかった。悔しいです」と唇を噛みしめた。
1点を追う六回にも1死満塁の好機を作ったが、会沢が遊ゴロ併殺で得点を奪うことができず。「1点でも多く取れるようにと思っていった結果、ああいう形になってしまった。何とかできたら一番良かったんですけど」。会沢は悔恨の言葉を漏らした。
緒方監督は「こういう接戦では流れをものにできるかどうか。選手たちも分かっていることだと思う。これを乗り越えていかないといけない」と現状打破へ前を向いた。3カード連続の負け越しで昨年9月以来となる4連敗。「時期的にも(投打の)かみ合わせが悪くなる時期もあるだろうし、疲れにしても選手たちは言い訳をしない。それは相手も同じこと」。負けられない第3戦へ、指揮官は選手の奮起を促した。