エルド2戦連発じゃ「自分のバットで」Vへ突っ走る

 広島のブラッド・エルドレッド内野手(36)が15日、優勝宣言だ。復帰した14日のDeNA戦(横浜)では決勝弾を放ち存在感を示した。16日からの阪神2連戦(京セラドーム)でも打ちまくり、悲願へチームを前に進める。

 試合の流れを一振りで変えられるのが、エルドレッドの魅力だ。復帰戦で、その期待に応えてみせた。阪神2連戦を前に「チームは優勝を狙える位置にいる。自分のバットで優勝に貢献したいよ」と意気込んだ。

 自身に優勝経験はない。前所属の大リーグ・タイガースが12年にリーグ優勝したが「その年(の途中)に日本に来たから輪には入っていないんだ」。プロになり今年で15年目。歓喜の瞬間は助っ人にとっても悲願だ。

 残りは33試合で2位・巨人とのゲーム差は6・5。四半世紀ぶりの優勝が手の届くところにあり、周囲の慌ただしさは増してきた。それでも長距離砲が浮き足立つことはない。「一戦一戦を、しっかりと戦っていくことが大事。その気持ちがあれば、プレッシャーは乗り越えられると思う」と言い切った。

 再昇格した14日のDeNA戦(横浜)で決勝弾を放った。良い状態を保ったまま猛虎と対峙(たいじ)する。今季の対阪神は打率・353、2本塁打、5打点と相性が良い。初戦に先発する能見には打率・286だが、苦手意識はない。

 この日は横浜から大阪に移動後、宿舎で静養。心身ともに英気を養った。「試合の中で何かを起こすのが自分の仕事だ」。自慢のパワーで、チームの快進撃を支えていく。

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